関税について

 

「関税がかかるのは業者が大量に輸入した場合だけ」と思っていらっしゃる方も
多いかと思います。個人でも海外から商品を購入すると「輸入」になりますので、
税関を通るときに税金がかかります。

税関でかかる費用は、関税消費税手数料です。

ですが、必ず請求されるわけではありません。
関税は輸入する商品によって税率が違い、3つとも支払う必要がない場合もあります。

業者の場合は、商品代金(商品価格、国際送料、保険金額の合計)に対しての100%が課税対象ですが、

個人使用に限っての個人輸入では60%が課税対象になります。

主な商品の関税率の目安は、こちらの税関のホームページを参考になさってください。

 

VAT免税(TAX FREE)の払い戻し申請は可能?

 

EUでお買い物をする時には付加価値税(VAT)がかかります。

 

VATとは?

 

VATは日本の消費税のようなもので、

EU圏内で売買されるすべての商品やサービスがVAT課税対象となります。

税率は、以下のようにEUによって定められています。

  1. 標準税率(15%以上):生活必需品とされない贅沢品が対象
  2. 軽減税率(5%以上):インフラや食料品などの生活必需品やサービス

ですが、国によって、また商品によって税率が異なります。

ちなみに、イタリアではVATのことを「IVA」といい、

標準税率が22%、軽減税率は10%と4%と分かれています。

 

日本からオンラインショッピングした場合のVATについて

 

日本からオンラインショッピングされる時に、VATがかかる場合とかからない場合があります。

 

免税になる場合

ショップが日本直送してくれる場合

日本へ商品を直送するオンラインショップでお買い物をされる場合はVATがかかりません。

つまり、当サイトが提供しているような代行サービスを通さず、

直接お客様がオンライン購入された商品を、ショップが直接お客様へ発送するというパターンです。

 

輸出取引の場合

オンラインでのご購入でも、予めショップ側との合意で可能になります。

主に業者さんが日本での販売目的で買い付けされるという場合が多いです。

当サービスでもサポートさせていただいたことが何度もありますので、

お気軽にご相談くださいませ。

 

お客様自身が日本へ持ち帰られる場合

日本からオンラインでご購入され、

お客様ご自身がヨーロッパへいらっしゃり、商品をお持ち帰りになられる場合は、

免税手続きが可能になります。

当サービスでも何度か対応させていただいたことがありますが、

買い付けでいらっしゃる予定に合わせてオンラインでご購入された商品を

こちらで受け取りお預かりして、ご帰国の際にお客様ご自身が免税手続きをされるということになります。

 

免税にならない場合

 

通常、個人のお客様がヨーロッパのオンラインショップでお買い物をされ、

当サイトでご提供させていただいている「転送サービス」や「購入代行サービス」をご利用される場合は、

残念ながら免税の手続きはできません。

ヨーロッパ圏のショップから、ヨーロッパ圏の住所を一旦経由することになりますので、

ショップ側の消費者はヨーロッパ圏の居住者となるからです。

現地の消費者向けのショップでは、TAX FREEのインボイスを発行してくれるところは少ないです。